沖縄の郷土玩具「矢数(やかじ)」を紹介したところで、千葉県君津に伝わる縁起物?「阿部の鹿島人形」の“なぎなた”をつくります。

「カシマニンギョウ(鹿島人形)」は悪疫退散・無病息災・悪霊阻止・盗賊侵入防止・五穀豊穣を願い作られたといわれている「人形道祖神像」として知られているようです。女人形が手に持つナギナタの作り方は単純な工程ながら すばらしい編み方 だと思います。

     参考:「道祖神の源流」(1991年:川崎市市民ミュージアム) 

         「民具のつくり方 人形道祖神シリーズ(3)阿部のカシマニンギョウ」(平成3年=1993年)

 藁(わら)がないので、イグサでつくる小さな薙刀(ナギナタ)です。最後の結びは正式には“よりこみ結び”だと思いますが、「手遊び 草編玩具」(第1巻)107ページに示した結び方にします。

  横1

  

  横2

  

  結びの形がきれいにそろう編み方だと思います。もともとは藁(わら)でつくる作品ですが、ツヤのあるイグサも素材としていいですね。

  柄は割り箸を後からさしました。

        ≪手順≫

01

     ↑ 芯に帯をそえる。

02

     ↑ 6時の帯を12時の方向に曲げる。

03

     ↑ 12時奥の帯を3時の方向に曲げる。

04

     ↑ 12時の帯を9時の方向に曲げる。

05

     ↑ 帯を加える。(縦に)

06

     ↑ 3時の帯を9時の方向に曲げる。

07

     ↑ 6時の帯を裏から12時の方向に曲げる。

08

     ↑ 12時奥の帯を3時の方向に曲げる。

09

     ↑ 12時の帯を9時の方向に曲げる。

10

     ↑ 帯を加える。(縦に)

11

     ↑ 3時の帯を9時の方向に曲げる。

12

     ↑ 6時の帯を12時の方向に曲げる。

13

     ↑ 12時奥の帯を3時の方向に曲げる。

14

     ↑ 12時の帯を9時の方向に曲げる。

15

     ↑ 帯を加える。(縦方向に)  すきまができないように引き締めながら、続けていきます。

                                                                                                                       

  芯になるものを包み込む編み方で、実用品や玩具の部分工程として使えそうですね。

  藁馬や藁牛の中で使ったらどうでしょうか。

    草編み遊びはジンブン スーブです。 ジンブンスーブは楽しいですね。

    ※ジンブン=知恵、スーブ=競争