中国のいろいろな玩具作りを始めるには下の写真のような作品を作る練習がかかせません。
そうなの?
折り目をそろえるように心がけましょう 肩の力をぬいて、たたむように作ります
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中国・草玩具の技法 (飛蝗その2) ※飛蝗(バッタ)
では右のバッタを作りましょう
説明はバッタを作った経験者を想定し、はしょって書いています。
⇒ 不明な点はコメントにお書きください
右上の写真は中国でクバ(ビロウ)を材料にして作ったときの作品です
(私は、沖縄でクバの若い葉を切って玩具を作ったことがありません)※小心者ですから
福州(中国・福建省)でいくつかの作り方が異なるバッタをみることができました。
その中で、最もシンプルながら私が気に入ったバッタです。
①・ クバの小葉2枚を用意します(1本は胴体用、2本目は羽と頭部と触覚用)
②・ 中央部の幅が広い部分を写真の形に切り、腹部になる場所を残して
芯(主葉脈)をカッター等で切りはずします
※掌状に広がるヤシ類の葉は針でなくハサミを使用したほうがいいです
③・ 芯を丸めて、左右の葉を芯に1回づつまきしめます。
④・ 用意した羽を③にまく。
別に用意した葉の中央から先端部分を③の下に差し込みます
⑤・ ④で新しく差し込んだ葉で、羽を包むように織りまげて固定していきます。
⑥・ できるだけ先端まで織り進みます。※徐々に細くなっていく頭部の形が大切です。
⑦・ 細くなった先端部を芯の中に入れる
⑧・ もう一方の先端部を芯の中に反対方向から入れる
⑨・ ③の下の帯をほぼ2等分の幅に割いていきます
⑩・ 上の帯を短く、下の帯は長めに整える
⑪・ 上の帯をさらに二等分の幅に割く
⑫・ 刃物で写真のように切れ目をいれる
⑬・ ⑫の切れ込みに長めの帯を入れる。反対側の帯も同様にする
⑭・ ⑬の帯を図のように結び関節をつくる
⑮・ ⑭の帯を同じ場所で再び結ぶ
⑯・ しっかりした関節ができる
⑰・ 反対側の帯も⑭~⑯の要領で関節をつくる (後ろ足が完成)
⑱・ 写真の位置に専用の針で穴をあける
⑲・ ⑱の穴に芯を差し込み、ひく
⑳・ 二等分した帯を、芯をはさんで左右に広げ、芯をしっかりひきあげる
21・ 各部の長さや形を整える
22・ 完成です 長い芯の先を持って遊びます ゆらゆら動くと気になるニャン