⇒沖縄草玩具館発
『手遊び 草編み玩具』は当初は全3巻でまとめる予定でした。沖縄の民俗としての「草編み遊び」があまりに楽しいので全4巻セットにしたいと思います。自費出版だから途中で変更することも可能なのです。(^o^)ニコニコ

民俗の香いっぱいの第3巻の原稿(素案)は印刷所で検討・編集の作業中です。

“草編み玩具がつくれるよ” ・ “きれいにできたでしょう” 等でかたづけられない子どもを取り巻く時代の香が漂っていてほしいのです・・・  「手遊び・草編み玩具」を通しての《センス・オブ・ワンダー》の世界を楽しめたらどんなにいいのだろうと・・・ あそびの時間はかけがえのない自身の時間なのです。楽しさは知っていることやできるんだということではないと思います。指先が作っている時間の中で脳は癒されているのです。脳に働かされている間はまだまだですね。

 
藁算(わらざん)等3巻に予定していた多くのものが第4巻に移動する予定です。第4巻の原稿もほぼめどがついているのでこれから写真の準備が本格的になりそうです。

「藁算(わらざん)」をごぞんじですか。この藁算を自分で作ることで、沖縄で多くの庶民が生活していた頃の厳しさがじわっと感じてもらえると思います。知ることと感じることの差はとても大きいのです。沖縄(琉球時代~明治の頃が盛ん)で計算・記録・伝達で役割が大きかった藁算ですが、今では一部地域の祭事の時にみられるだけです。私の住んでいる近くでは“ンマグヮーザン”と呼ばれるものが年に一度作られています。下の新聞記事にある「倍率藁算」等、いまだによくわかっていないものがあり、興味がつきない厳しい生活を反映した庶民の遺産です。
倍率ワラザン